天の川を背景に八塔寺天文台の赤道儀と望遠鏡です。
昨年9月に設置され稼動を始めました。
この赤道儀はユーハン工業U-5000というモデルですが、
ユーハン工業秋田氏の手作りで製作に1年以上かかったという代物です。
しかしながら、この設置後に、病で倒れ帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈りします。
よって、この望遠鏡が秋田氏の遺作となり世界にひとつしかない貴重な赤道儀となりました。
鏡筒は40cmリッチークレティアン焦点距離3250mmです。
この八塔寺天文台の赤道儀、鏡筒、建物は個人の所有物ではあるのですが
八塔寺星を観る会の観望会時には一般開放され、星や星雲、銀河などを
観察していただいております。
それ以外のときは、所有者による変光星、超新星のフォローアップ撮影や
長焦点ならではの系外銀河の撮影などに使われてます。
長焦点で星を見てみたい方はぜひ八塔寺にお越しください。
こちらは、私の初号機SXWとε-130Dです。
なかなかいい仕事をしてくれる相棒でした。
このとき撮影していたのでNGC6946という銀河なのですが
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この撮影から数日後に超新星爆発がおきたそうです。
このニュースを聞いた↑の望遠鏡の所有者の方からもしかしたら超新星発見前に
写してるかもーという連絡をいただき調べてみたのですが、残念ながら写ってませんでした。
正確に言うと爆発前の星らしきものを捉えてました。19等星だそうです。
(念のためなんとかという機関に写真は提出)
この超新星はなんとか型というやつで、もしかしたら爆発して消滅している可能性もあるので
ある意味、最後の姿を撮影した1枚ともいえるかもしれません。
この記事を書きながら知ったことですが、NGC6946は超新星工場と呼ばれているらしく
これまでいくつもの超新星が発見されているそうです。
そのときの画像がこれ黄色のマークのところにゴミのようなのがそうです。
この騒動以降、撮影するたびに新たな超新星爆発はないのかと探し始めたのでした。。
超新星のポイントは必ずホスト銀河というのがあるとのことなので
銀河の渦の中をチェックすればいいそうです。
チェックはカラー画像はわかりにくいので白黒反転するといいそうです。
そして確認の星図アプリはAladinというものを使います。
このアプリいつものプラネタリウムソフトとは比べ物にならないくらいの星の量です。
興味ある方はネットで調べて見て下さい。
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