やっとこさ、オートガイドができたっぽいです。
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 あまり参考にならないかもしれませんが
 オートガイドの道のりをまとめておきます。
 
 1.WEBカメラの選定

   最低照度がなるべく低いもの
   よく使われているのが「Logicool Qcam Pro 4000」というやつで
   SONY製CCDを搭載したモデル。最低照度1lux以下らしいです。
   
   これはもう販売終了となっているのでヤフオクたまに出品されてる程度
   私はタイミング悪く購入できなかったです。
   そのかわりに「KENKOデジアイピースPro」の中古があったのでこれを購入
   
   ガイド用PCにセットアップしたのですがPCにカメラが認識されず・・・
   ネットで調べたらたまにある現象で付属のドライバーではなくて
   製造元(KENKOじゃない)のサイトからドライバーをDLして
   インストールすればOKということだったのですが、確かに認識はされるものの
   USB接続をするたびに「ドライバーを探す」のメッセージがでるので
   使うのを断念した。
   
   HARD OFFでWEBカメラを物色するものの、掘り出し物は無くゴミ化
   正月の初売りセールで「Logicool HD C270」を購入したのでした。
   
   購入ポイントですが、
   販売している製品で「暗いところでもよく写る」とかそれっぽいことが
   説明に書いてあればならなんでもOKなようなきもする(笑)
   あえて言えば取り付けやすそうな形とか取り付けたときカッコいいとかを重視で!
   いいと思います。
   
 2.WEBカメラのガイド鏡への取り付け

   ガイド鏡へはアイピースとして取り付けることになりますから
   31.7か24.5の筒が必要です。
   私は31.7サイズでネットでの先輩方の情報では
   使わないアイピースの筒部分とか
   水道管の塩ビパイプが素材のようです。
   私はフイルムケースを使いました。
   
 3.WEBカメラで星を映す(焦点合わせ)

   これがとっても大変でした。
   普通にセットすれば映るだろうと思ってましたが
   まったく映りません!(PCの画面は真っ黒な画像)
   結論を知ってしまえば、なんだ!なのですが
   それが判るのにはながーい道のりが・・・
   
   映らないと考えること
    ①WEBカメラが最低照度がダメでやっぱり使えない!
     有名どころのQcamPro4000がほしくなる(笑)
    ②WEBカメラはレンズ外してCCDで直接とネットでは書いてるけど
     やっぱりレンズいるんじゃないの?
    ③レンズ外したときにカメラ壊したか!
    ④ガイド鏡では星を捕らえてるけどカメラのセンサー位置が合ってない?
    ⑤ピント合ってない?
     がんばってヘリコイドを前後移動してピントを合わせようとするが
     なにも写らないのでピントの問題ではなく①④だと思い込む
     ★ここで落とし穴に入りました。
     
   対策したこと
    ①⇒KENKOは書いてる通りの問題があったので
      QcamPro4000を物色するがヤフオクにでてこない。
      C270を購入した後も探し続ける(どれだけ固執してるのかw
            
    ④⇒最初、SLIKの自由雲台にしてたのですが
      そんなこんなで微動雲台にしました。
         
   それでも映らない!
   ためしに月を映すとそれなりの画像が映るのです。
   実はこれがトラップでした。
   月では90度天頂ミラーにWEBカメラつけていたのです。

   あるとき、
   WEBカメラをガイド鏡に取り付けようとしたときに
   PC画面になんか映ったんですね。
   おや?って感じで直焦点の差込むところから
   WEBカメラをちょっと後ろにずらすとPC画面に
   白っぽい円みたいなものが映るじゃないですか。
   
   閃きました!
   そういえばどこぞで「90度天頂ミラーでは焦点が合うが
   直焦点ではそのままでは焦点が合いません!」というのを
   見たような気がする。
   そうなんです。直焦点では筒を延長しないと焦点合わないのですToT
   
   ガイド鏡の根元から110mmくらいのところがいい感じに映ったので
   とりあえず80mmの延長筒を購入してみた。

   1月6日延長筒到着、これで映るはずなのですが
   しかーし、画面は真っ黒のまま。。。。
   延長しすぎた?それともまだ短い?
   何故だ?月があれば原因がはっきりするのにいまは月は無し

   最終兵器登場
   1月7日十字アイピース到着です。
   平日は仕事で何もできなかったのでやっと土曜日の日中に
   ファインダーとガイド鏡のセンターに合わせた後に
   WEBカメラをセットしてPCに映してみたら、なんか映りましたよ。
   ピントを合わせしてファインダーの十字と比較したら
   ぴったり真中の画像になってるじゃないですか。
   それと思ってた以上に映る範囲は狭いですね。
   体感ですが20mmのアイピースだとセンター5%くらいの範囲かな

   この範囲を記憶し、あとピントがあった位置をマークしておいて
   夜に試したところやっとこさ星がガイダーソフトに表示されたのでした。

   長かったよ~~~~


 4.ガイダーソフトとリレーBOX

   ソフトはY.Swetakeさんの「iAG」天文我楽苦多工房さんの「GAGP1」です。
   なんでかというと単純にヤフオクで手に入れたガイダー用のリレーBOXの
   開発者の方から推奨(動作確認)ということからです。
   日本語ですし英語が苦手な私にはぴったりです。
   
   リレーBOXもとても小さく(手のひらサイズ)でいい感じです。


 5.まとめ

   ・ファインダーとガイド鏡は必ずセンターを合わせておくこと
    (当たり前ですけどねw)
   ・直焦点の場合は延長筒がほぼ必要
   ・WEBカメラが映し出す範囲はすごく狭い
   ・まずは日中にテストをすること
    特にピント位置と映像範囲がどれくらい表示されるかは
    必ず確認しておくこと
   ・WEBカメラの設定によっても映りが変わってくるので
    注意が必要


   機材
    赤道儀   ビクセン SXW STARBOOK
    撮影用
       筒   ビクセンED80sf
       カメラ CanonEOS KissX4未改造
    ガイド用
       筒   KENKO New SE120
       カメラ Logicool HD C270
       リレー USB-IO BOX ヤフオクで購入
       PC  ASUS EeePC1000HE
       ソフト iAG ・GAGP1         

    M42(プレアデス星団)を自動追尾中
   P1040030
   P1040026
 
 6.最初にテストする星は?

   周辺に星がいっぱいある
   オリオン座星雲かスバルがいいと思います! 

   
 7.今後の課題

   ・腕を磨くこと
   ・星座・星雲・銀河・恒星等の名前と位置を覚えること
   ・光害対策 

 で、どんな写真とれたかって?
 課題にある光害対策しないと白くなりすぎなんです