あくまで私の撮影方法の事ですが、星景写真の撮影では赤道儀はあまり使わなく、
 固定撮影1枚撮りが基本です。
 この場合、天の川をしっかり出そうとすると高感度設定となり、
 結果、粗々な写真になってしまいます。
 ポタ赤使って追尾撮影すればいいのかもしれませんが、
 移動するたびに極軸合わせするのも面倒なので、
 お気楽固定撮影でなんとか天の川を濃く且つノイズを少なくする撮影はないものかと、
 いろいろ試してみているところです。
 
 1つ目
星景

 撮影データ

 CANON 5DmarkⅢ SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE  ISO12800 f/4 10sec 4枚  ISO12800 f/4 8sec 1枚  ISO5000 f/4 10sec 9枚  固定撮影、フィルタなし

 処理方法
 
ステライメージ7にて全枚数位置合わせ無しで加算平均σクリッピング 1.4で
 コンポジットしたのち、コンポジット後の画像と最後の1枚(ISO12800 f/4 10sec)を
 加算でコンポジット。
 その後、photoshopCC2018のCameraRawフィルタにて画像調整

 この方法はノイズ対策にとっても効果が見られましたが、天の川と星に不自然さが残りました。

 2つ目
星景Raw-C1-1S-1P-1P

 撮影データ

 CANON 6D 天体改造&ミラーレス SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE  ISO12800 f/4 10sec 5枚  ISO6400 f/4 10sec 8枚  固定撮影、フィルタなし 

 こちらでは、撮影後の画像編集として、星の位置合わせと加算平均によるコンポジット、
 そしてphotoshopを使い画像編集を行ってみました。
 この方法ではノイズもある程度は軽減され天の川がしっかりと写り、
 バンビの横顔わかる感じになりました。
 また改造カメラということもあり、M8,M20,M16,M17など星雲も赤くなりました。
 背景が多少流れたようになりましたが、撮影時間は130秒ほどなので
 気になるほどでもないかなと思いました。

 今回の結果としては
 景色が主役なら、位置合わせなし加算平均+比較明による処理、
 星が主役なら、位置合わせあり加算平均という感じでしょうか。

 ただ、この2つの方法は一般の方にできますか?と言われると
 どちらも画像処理ソフトが必要ですし、処理もなれないと難しいですね。

 各地で梅雨入りとなり、これから1か月は撮影もできる機会も減ってしまいますが
 ポチしないためにも、こんなことで時間をつぶしてみようと思ってます。


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